[[インフォーマル会議]]

 2017年9月12日(火)17:30〜19:30、会場:宇都宮大学(峰キャンパス )S23

出席者26人

代表幹事:板倉、中條 (2017.04 - 2018.03)

(文責:中條)

【報告】
-QCDMOF 活動報告(中條)
--会員数 136 名、4月以降の新規会員 7 名追加。
--各機関において、新しい学生等に入会を勧めてくれる様に、お願いした。
--入会方法をリマインドした。
--wiki ページのメンテナンスを郡司さんから引き継いだが、まだ手をつけていない。今後、行っていく予定。
--今回、次期春の学会のシンポジウム提案を行う。

-RHIC/PHENIX/sPHENIX報告(秋葉)
--RHIC run について、Run-16 の Au+Au 200 GeV high statistics, d+Au data でPHENIX はデータ収集終了。
--Run-17 は偏極 pp 510 GeV, Au+Au 53 GeV, RHICf (名古屋大)のデータ収集
---2018: isobar run (96 Ru-Ru, 96 Zr-Zr) を予定, カイラル磁気効果をテスト
---2019-20: BES-II (STAR)
---2022 - : sPHENIX
--PHENIX の解体作業が順調に進んでいる。2018年末に完了予定
--Publication 順調、11 本/年のペース
--2017 PHENIX school, 40 名の参加、盛況に終わった
--sPHENX:new institutes も順調に増えている。
--8月、pre CD1 Directors review があった。11月の review は2018年7-8月に延期。
--2022 - 2027 年に物理運転を予定していたが、最初の年が 2023 年になった
--sPHENIX 理研の貢献として、INTT silicon tracker の開発を進めている。
--遅れたことによる、空白の年の予定は未定。20% budget cut は起こらない予定.
--暫定予算でしばらく動く。Run 19 と Run 20 をつなげる案も検討されている。

-RHIC/STAR報告 (野中俊宏)
--最近のハイライト(Lambda 偏極 8%, 4次揺らぎ net kaon, pion, proton)
--Upgrade plan for BES-II (inter TPC, Event Plane Detector)
--Run-18, Zr+Zr, Ru+Ru 27 GeV を予定している。 sqrt(s_NN) 3 GeV Au+Au, net proton 揺らぎ測定のための fixed target プログラム
--BES-II は 2019年から
--筑波大から STAR 実験に5名が参加。


-日米事業 (江角)
--下村さんが PHENIX 物理コンビナ就任
--PHENIX  昨年半分解体が終了 (East). 今年度は ACC, RICH 検出器を解体する。
--予算について、H29年度に撤収費用有り。来年は STAR を含めて申請予定


-LHC/ALICE (志垣)
--Run-2 が稼働中。13 TeV pp, 5 TeV pp は 2017年に、5 TeV Pb-Pb は 2018年に行う
--郡司さん Run Manager を務めた。
--文章での報告は、毎年1回、原子核研究春号に行なっている。
--渡辺陽介さん が D2H PAG コンビナー、中條がジェット PWG コンビナーに就任.
--TYL-FJPPL (日仏事業) は、run-2 jet (中條)、run-3 前方μ測定(志垣)が継続中。
--博士号取得、林さん(東大CNS)、大久保さん(広島大)
--横山さん(筑波大)、TYL-FJPPL Young Investigator Award 受賞
--8 TeV pp pi0, eta の論文投稿した(八野さん(広島大))


-J-PARC-HI(佐甲)
--ALICE 日仏会合、ITS upgrade MFT, O2 Asia, sQM, CPID で J-PARC-HI の活動を紹介
--9/11, J-PARC 研究会 (KEK理論センター)を行なった (理論の動的模型構築)
--12月、黎明 WS を行う。(N. Xu などが来る)
--12/14, J-PARC-HI collaboration meeting
--O2, FLP 試験運用中
--MRPC-TOF の開発、E-16 の TOF, ビーム試験など
--実験プロポーザル 2019年1月提出を目指している。


-HIC/HIP活動報告 (志垣)
--HIP, HIC 合同セッションについての説明
--活性化に向けての取り組みを紹介。
--理論、実験の組み合わせを柔軟にしている。
--学生の積極的参加、質問、学生発表などの導入
--HIP 第23回 (4月) after QM, HIC との合同開催、名古屋大, 参加者 49 名
--HIP 第24回 (7月)  奈良女子大, 参加者 51 名
--次回、HIP 第25回 (10月) 板倉さん、八野さん、岡本さん(流体)、名古屋
--web page 有り
--何かイベントとカップルしては、との意見あり。


【議論】
- 春の学会シンポジウム提案(板倉)
--提案「重イオン衝突実験が拓く新しい物理」
--現在の案を提示
--物性から重イオンに対する input が欲しい
--Ultra Peripheral Collision (UPC) もある。人選をしっかり。
--強い場の物理をきちんとしてくれる人が良い。
--25分は短いのでは?
--他分野との繋がり、cross over を強調してはどうか。
--QGP物理の概観と、他分野で繋がる新しい物理。
--シンポジウムのタイトルに既視感がある。
--他分野への波及効果、物性の人でもわかるタイトル選びが重要。


【その他】
-アナウンス
--大西さん:滞在型研究会、2018年 5/28 - 6/29 (NFQCD 2018), YKIS 2018 (6/11-15) 。みなさんご参加を。実験もあり。

-新学術領域提案
--佐甲さん:「強い力」超高密度で出す。